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正しいことを言うより先に、相手の気持ちを想像できる人でありたい

亀梨君と田中みな実さんが結婚した、というニュースが流れてきた。

しかも、新しい命を授かったらしい。

こういうとき、私は勝手に昔からの知り合いみたいな気持ちになる。

「おめでとう!よかった!」

「身体、大事にしてね」

「赤ちゃん、かわいいだろうなあ」

実際には一度も会ったことがないのに、気持ちだけは少し離れた場所から拍手している。

ところが、コメント欄を開くと、そこにはなぜか人生の審査員がたくさんいる。

「高齢出産なのに」

「大丈夫なの?」

「リスクを考えてない」

いや、たぶん考えているのよ。

本人たちが、いちばん考えている。

病院の先生もいるだろうし、家族もいるだろうし、当事者たちは、私たちが寝る前にスマホを見ながら言う「大丈夫なの?」の百倍くらい、大丈夫かどうかを考えているはずだ。

それでも結婚して、新しい家族を迎えようとしている。

そんな人たちに、まず言う言葉は、「おめでとう」だと思う。


心配は、心配する側の正義をまといやすい。

でも、心配という服を着た批判も、ときどきある。

だから難しい。


ワールドカップで日本代表がブラジルに負けた。それも少し似ている。

試合が終わった瞬間から、急に日本中に監督が増える。

「あそこで交代は○○をだすべきだった」

「守備が甘い」

「あの選手が悪い」

テレビの前で見ていた私たちが、世界大会の一手を振り返る。

もちろん、試合を真剣に見ていたからこそ悔しいのだと思う。

勝ってほしかったし、もっと見ていたかったし、「あそこで○○していれば」と思う気持ちもわかる。

でも、まず先に言える言葉がある気がする。

「お疲れ様」「ありがとう」

あの舞台に立つまでに、どれだけ走ったのか。

どれだけ期待を背負ったのか。

負けた本人たちは、誰よりも悔しいはずだ。

だから、反省会はそのあとでもいい。

分析も批評も、きっと必要だ。

でも、人が人生の大きな決断をしたとき。

人が全力で戦って、負けて帰ってきたとき。

最初の一言くらいは、あたたかくてもいいと思う。

「ありがとう」「お疲れ様」

たったそれだけの言葉なのに、言える人は案外少ない。

正しいことを言うより先に、相手の気持ちを想像できる人。

事情を全部知らなくても、祝える人。

結果だけを見て裁くのではなく、そこに至るまでの時間を想像できる人。

私は、そういう人でいたい。

コメント欄で世界を変えることはできないけれど。

目の前の誰かが頑張ったときに、最初に「お疲れ様」と言うことはできる。

誰かが幸せを報告してくれたときに、余計な条件をつけず「おめでとう」と言うこともできる。

それだけで、少しだけ優しい世界になる気がするんです。


本日もお付き合いいただきありがとうございました。

あなたにとって素敵なパートナーに巡り会えますように(^^♪

 
 
 

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