私はカウンセリングさせていただく時によくこんな質問をさせていただきます。
「〇〇さんはどんな家庭や夫婦関係を一番望んでいますか」
もちろん色々な回答が出てきます。
「明るく楽しい家庭が良いかな」とか「何でも話し合える関係が良いかな」「お互いに尊重し合える関係が良いかな」などなど。
他にもあります。「お金があった方が良いかな」とか「趣味が合う方が良いかな」とか。
でも概ね話を突き詰めていくと「明るく仲良く過ごしたい」に行きついてきます。
例えば同じ趣味だったとしても、相手がつまらなそうにしていたり、暗い気持ちでいられたら、同じ趣味をしていても楽しくないですよね。
やはり一番は「明るく仲良く」になるんです。
そして明るく仲良くなる為に一番必要になってくるツールはやはり「言葉」になります。
例えば「おはよう、今日も美味しい朝食を作ってくれてありがとう」
「お疲れ様。今日も疲れたでしょ。いつもありがとう」
こんな言葉をかけてあげるだけで夫婦関係は「明るく仲良く」に近づきます。
ただこれは意識していないと難しいですよね。
私も人の事は言えませんが・・・
「言葉」と言うのは本当に難しいです。
例えば日ごろから自分の感情に従った言葉を発しているとします。
「自分の感情に素直に生きたい」と言う人。
これは自分の感情と言葉が一致しているので一見良さそうですよね。
感情の赴くままに言葉が一致していますし、自分軸もしっかりとしていますので。
でも例えば妻が「何なのあんたは!いつもいつも夜遅く帰ってきて!夜遅くなるんだったらライン位入れてよ!」
夫「はあぁ?何言ってんの。仕事ですけど。仕事中にライン入れられるわけないじゃん!何言ってんの!」
このようにお互いが感情の赴くまま言葉に出して「明るく仲良く」が手に入りますかね?
手に入りにくいですよね。
どうやら私たちはプラスの感情がある時は、言葉を発する事で気持ちもプラスになりやすいようです。
「うわ~すごい綺麗な所だね。素敵だね(^^♪」
「ほんとそうだ。すごい綺麗だね。来てよかったね。最高~!」
プラスになる感情を持った時は素直に「言葉」に出した方がより良くなる事が分かります。
逆にマイナス感情がある時は、そのままマイナス言葉を発っしてしまうとマイナスになりやすいようです。
だからマイナスにしたかったらマイナスな言葉を使えばどんどん関係が悪化していくという事です。
プラスな感情だったらそのまま素直に思い切り言葉に出してください!
逆に誰だってマイナスな感情になる時もあるかと思います。
そのマイナス感情になった時「あなただったらどんな言葉を選びますか」という事が今回のテーマでもあります。
結論、無理くりでも演技でもプラス言葉を出してしまえばよいんです。
難しいと思いますよ。
相手のむかついた言葉に対して素直にプラス言葉を発するには抵抗感がありますから。
どうしても負けた気がしてしまうんですよね。
勝ちたくなってしまうんです。
でも夫婦関係に勝ち負けなど必要ないですよね。
目的は「明るく仲良く」ですから。
勝ったからと言ってもどこか居心地が悪いですし、負けても「くそー」と思ってしまいますから。
心の中は「コノヤロー」と思ってはいても「そうだよね。ありがとうね」と発してみてください。
最初はむかむかするかもしれませんが、時間が経つにつれて気持ちが引きずらなくなります。
「あれっ。俺すごくない。ちょっといい人になれたかも」と自己肯定感が強くなります。
そして怒りに対する賞味期限が恐ろしく短くなるんです。
いつまでもねちねちと引きずらなくなります。
私たちは感情から言葉を発していますが、言葉が感情に影響を与える事もあります。
その場その場での目的に合わせて自分がどのような言葉選ぶか。
意図的に負けに行ったり、戦わなかったり。
そうする事で全てとは言いませんが「明るく仲良く」に近づけると思います。
本日もお付き合いいただきありがとうございます。
あなたにとって素敵なパートナーに巡り会えますように(^^♪
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