「また会いたい」と思えないデートは、何が足りないのか
会員様から振り返りのご報告などでこのような感想をいただくことがあります。
「嫌なところは特にありませんでした」「普通に話せました」「いい人だと思います」
「でも……また会いたいかと言われると、よく分かりません」
これ、婚活ではものすごく多いです!
嫌なことを言われたわけでもないです。会話が途切れて気まずかったわけでもない。清潔感もまあまあある。条件だって悪くない。
なのに、次のデートの予定を考えた瞬間、なぜか気持ちが重い。
「何がダメだったんだろう」
本人も説明できないケースが多いです。
でも私は、こういう時に必ずしも「何かがダメだった」とは思いません。
もしかすると足りなかったのは、マイナスではなく「プラス」だったのかと。
婚活では、どうしても相手の嫌なところ(マイナス点)を探してしまいます。
店員さんへの態度は大丈夫かな。話し方はどうかな。金銭感覚は合いそうかな。清潔感はあるかな。なにか変わったことを言わないか。
もちろん、それも大切です。
ただ、どれだけ減点がなくても、それだけでは「また会いたい」にはならないことがあるんです。
テストで言えば、減点されなかっただけ。
加点されていないんです。
人は、「嫌じゃなかった」という理由だけでは、なかなか次に会うのを楽しみには思えません。
もう少し知りたい。もう一度話したい。さっきの話の続きを聞いてみたい。今度はこんなところに一緒に行ってみたい。
そんな小さな「続き」が心の中に残った時、人は自然と「また会いたい」と思います。
私は、この「続き」がとても大切だと思っています。
たとえば、デート中にこんな会話があったとします。
「映画、好きなんですか?」
「はい、好きです」
「どんな映画を観るんですか?」
「いろいろ観ます」
会話としては成立しています。
何も悪くありません。
でも、少しだけ物足りなく感じる。
一方で、
「映画、好きなんですか?」
「好きなんです。先週も観に行きました」
「何を観たんですか?」
「実は普段あまり観ないジャンルだったんですけど、友達に勧められて。思った以上に面白くて」
「へえ、じゃあ今度おすすめ教えてください」
となると、少し空気が変わります。
「その人」が見えてくるんです。
婚活の会話で大切なのは、情報を交換することだけではありません。
その人が何を面白いと思うのか。何を嬉しいと思うのか。何に驚くのか。どんな時に笑うのか。
そういう「感情」が少しずつ見えてくると、プロフィールでは分からなかった人間味が出てきます。
そして、人は情報よりも感情に惹かれます。
年収や仕事、趣味、休日の過ごし方を全部聞いても、その人を「大好き!」とはなりませんよね。
でも、
「この人、これを話している時すごく楽しそうだな」
「こういうことを大切にする人なんだな」
「意外とこんな一面があるんだ」
そんな瞬間があると、一気にその人が立体的に見えてきます。
婚活で「会話はできているのに、なぜか距離が縮まらない」という場合、もしかすると事実の交換ばかりになっているのかもしれません。
仕事は何をしていますか。休みはいつですか。兄弟はいますか。料理はしますか。
大切な話ではあります。
でも、これだけが続くと、デートというより少し面接に近くなってしまいます。
結婚相手を探しているのだから、確認したいことがあるのは当然です。
ただ、結婚する相手は「条件の合う人」ではなく、最終的には「一緒にいたいと思える人」です。
だからこそ、私は婚活では「自分がどう感じたのか」も少しずつ言葉にしてほしいと思っています。
「今日ここに来るのを楽しみにしていました」
「その話、面白いですね」
「それ聞けてちょっと安心しました」
「今日、思ったよりあっという間でした」
たったそれだけでもいいんです。
感情を伝えると、相手は安心しますから。
「あ、楽しんでくれているんだ」
「自分といて嫌じゃないんだ」
そう分かると、相手も少し心を開きやすくなります。
婚活では、「感じていること」より「伝わっていること」が大切になる場面があります。
本人は楽しいつもりでも、表情が変わらなければ相手には分かりません。
同じく、また会いたいと思っていても、何も言わなければ相手には伝わりません。
逆に、ほんの少し笑顔が増えたり、「楽しかったです」と言葉にしたりするだけで、デートの印象は大きく変わることがあります。
ただし、ここで誤解してほしくないのは、
「盛り上げなければいけない」「面白い人にならなければいけない」
という話ではないです!
無理に笑わせる必要もないし、恋愛上手になる必要もありません。
大切なのは、自分というものを少し見せること。
そして、相手を少し知ろうとすること。
この二つです。
「また会いたい」は、派手な盛り上がりから生まれるとは限りません。
帰り道に、
「さっきの話、もう少し聞きたかったな」
「あの人、なんとなく落ち着いたな」
「次に会ったら、あれを聞いてみようかな」
そんな小さな余韻から生まれることがあります。
逆に言えば、どれだけ完璧なデートでも、心に何も残らなければ「また会いたい」にはなりにくい。
婚活は、不合格にならないための活動ではないですよね。
相手の心に、小さな「また会いたい」を残していく活動なのだと思います。
そしてもう一つ。
初回や2回目のデートで「ドキドキしないから違う」と、すぐに結論を出さなくてもいい場合もあります。
恋愛感情が早く動く人もいれば、安心感や信頼が積み重なってから、ゆっくり気持ちが動く人もいます。
だから、
「好きかどうか」
だけでなく、
「もう少し相手を知ってみたいと思えるか」
で考えてみる。
そのくらいの温度でいいこともあるんです。
嫌なところがない。
それはもちろん大切です。
でも、その先にもう一つ。
「この人のことを、もう少し知ってみたい」
その小さな気持ちがあるかどうか。
婚活では、案外そこが大きな分かれ道なのだと思います。
「また会いたい」は、デート中にどれだけ盛り上がったかではなく、帰ったあとに、その人のことが少しだけ心に残っているか。
そんなところから始まるのだと思います(^^♪
本日お付き合いいただきありがとうございました。
あなたにとって素敵なパートナーに巡り会えますように(^^♪

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