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好きになったから、その顔が好きになる

7 時間前
読了時間: 5分

婚活やSNSなどでは「顔がタイプじゃない」という言葉を、けっこう聞きます。

もちろん、分かります。

結婚する相手なんですから、見た目がどうでもいいわけじゃない。

毎日顔を合わせるわけですし、「誰でもいいですよ」なんて話ではありません。

ただ、最近ちょっと思うんです。

「顔がタイプかどうか」を意識しすぎて、相手の中身を見る前に答えを出してしまう人が増えているように感じるんです。

早く言えば、私たちは「顔がタイプだから、好きになる」という順番だけを、正解だと思いすぎていないかな、と。

たとえば、プロフィール写真を見て、「お、タイプかも」と思う。

会ってみる。

期待する。

でも、話してみたら、なんとなく合わない。

自分の話ばかりされたり。

こちらへの興味が薄かったり。

店員さんへの態度が雑だったり。

LINEのスタンプも意味が分からない。

そうすると、最初はあんなに「タイプ」だったはずなのに、不思議なくらいだんだん格好よく見えなくなってくる。

ありますよね。

逆もあります。

最初に会ったときは、「正直、顔は普通かな」くらいだった。

めちゃくちゃタイプというわけではない。

でも、ちゃんとこちらの話を聞いてくれたり。

自分が何気なく話したことを覚えてくれていたり。

疲れているときに気遣ってくれたり。

一緒にいるとよく笑ってくれたり。

自分のことを大切に扱ってくれたり。

そんな時間を重ねていくと、ある日ふと「あれ、この人こんなにいい顔してたっけ?」

と思ったりする。

笑った顔が好きになったり。

ちょっと不器用な表情が愛おしく感じたり。

写真では何とも思わなかった横顔が、一瞬だけ松村北斗に見えたり。

妙にカッコ良く見えてくる。

これって、顔が変わったわけじゃないんです。

自分の中で、その人の顔に意味が乗ったんです。

人間って、顔だけを見ているようで実は顔だけを見ていません。

優しさも、安心感も、思い出も、その人からもらった言葉も、全部込みで相手を見ています。

だから、好きになった人の顔は、だんだん特別になっていく。

これは恋愛では、けっこう普通に起こることだと思います。

ところが婚活になると、なぜかこれを忘れてしまう。

プロフィール写真を見て、「タイプじゃない」

お見合いで会って、「ドキドキしない」

1回目のデートで、「異性として見られないかもしれない」

と、かなり早い段階で答えを出そうとしてしまう。

でも、まだその人との思い出なんて、ほとんどないんです。

優しさも知らないし。

頼もしさも知らないし。

弱いところも知らないし。

笑いのツボも知らないし。

困ったときに、どんなふうに寄り添ってくれる人なのかも知らない。

それなのに、「顔がタイプじゃないから、恋愛にはならない」と決めてしまう。

これは、少しもったいない気がします。

もちろん、「見た目を妥協しましょう」と言いたいわけではありません!

生理的に無理なのに、我慢して付き合う必要なんてないです。

でも、「ド真ん中のタイプではない」と、「どうしても無理」は、まったく別の話になってきます。

ここを一緒にしてしまうと、婚活はかなり難しくなると思っています。

なぜなら、まだ何も知らない段階で、「見た瞬間から好きになれる人」だけを探すことになってしまうからです。

そして、そういう人には当然ほかの人も集まる。

競争も激しくなる。

一方で、最初は70点くらいだったけれど、話しているうちに80点になり、一緒に出かけて90点になり、気づいたら、「この人の顔が一番落ち着く」となる恋愛もある。

むしろ結婚って、こっちのほうが多いんじゃないかなと思います。

結婚生活って、プロフィール写真を眺め続ける生活じゃありません。

疲れて帰ってきたときに、一緒にご飯を食べる。

嫌なことがあった日には話を聞いてもらう。

くだらないことで笑いあう。

体調を崩したときに、心配してくれる。

休日にスーパーへ行ったり。

旅行したり。

喧嘩したり。

仲直りしたり。

そんな時間の積み重ねだと思うのです。

そして、その積み重ねの中で、相手の顔はただの顔ではなくなっていく。

自分を笑わせてくれた顔。

励ましてくれた顔。

心配してくれた顔。

自分を選んでくれた顔。

そういう記憶が、どんどん重なっていく。

だから、最初はタイプではなかった人が、何年後かには「この人の顔が一番好き」になっていたりする。

婚活では、「顔がタイプか?」

だけでなく、もう一つ質問してみてほしいんです。

「この人のことを好きになったら、この顔も好きになれそうかな?」

最初から完璧にタイプじゃなくてもいいと思うんです。

もう一度会ってみたいと思える。

話していて嫌じゃない。

一緒にいると落ち着く。

何となく気になる。

それなら、もう少し相手を知ってから答えを出しても、遅くないと思います。

恋愛には、顔がタイプだから好きになる恋もある。

そして、好きになったから、顔までタイプになる恋もある。

婚活をしていると、つい前者ばかり探してしまうけれど、もしかしたら長く一緒にいられる相手は、後者の中にいるのかもしれません。

顔を見ないで婚活しよう、という話では決してありません。

ただ、顔だけで、その人を知る前に答えを出さない。

それくらいの余白は、残しておいてもいいんじゃないでしょうか(^^♪


本日もお付き合いいただきありがとうございます。

あなたにとって素敵なパートナーに巡り会えますように(^^♪

 
 
 

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