婚活は他責より自責の方がうまくいく理由
- す~さん

- 11月3日
- 読了時間: 3分
正直に言うと、仲人をやっていて一番しんどい瞬間って、「相手が悪いんです」と言われたときなんです。
いや、気持ちは分かる。僕だって、昔はそう思ってました。
「どう考えても相手が変わるべきでしょ?」って。
でもね、何年も会員さんを見てきて気づいた。
うまくいく人ほど、他責じゃなく自責で考えている。
これ、ほんとに不思議なくらい顕著なんです。
例えば、お見合い後の振り返り。
「写真と全然違いました」
「全然話が弾まなかったです」
そう言われるたび、僕は思う。
それ、本当に相手のせいだけかな?
昔ある女性会員さんがいました。
いつも身だしなみも丁寧で、言葉遣いも綺麗。
でも、毎回「相手にリードしてもらえなかった」と嘆く。
3人続けてそんな感想をもらったとき、僕は思い切って言いました。
「もしかしたら、リードされ待ちになってるかもですよ」
その瞬間、少し沈黙が流れた。
カフェの時計の音が、やけに大きく響いてたのを覚えてる。
でも彼女はふっと笑って、「そうかも…私、受け身すぎたかもしれませんね」と言ってくれた。
その日を境に、彼女は変わった。
次のデートでは自分から映画の話題を振って、半年後に成婚。
【自責は、自分を責めることじゃない】
「自責で考えよう」と言うと、「私が悪いってことですか?」と誤解される。
でも違うんです。
自責は、未来に対する前向きな思考。
「次、どうすればうまくいくかな?」って考える力のこと。
他責は、現状維持。
自責は、成長のスタート。
仲人として何百人も見てきて、これは断言できます。
自分の中にヒントを探せる人は、何度でも立ち上がれる。
一方で、相手のせいにする人は、いつも同じ壁にぶつかる。
ちなみに、他責モードの時って、表情にも出ます
お見合いで「相手が悪い」と思ってる時、人って無意識に眉間にシワが寄ってる。
相手の話もちゃんと入ってこない。
逆に、「今日は自分なりに楽しませよう」と思ってる人は、笑顔が柔らかい。
会話が詰まっても、「あ、今ちょっと考えちゃいましたね」と軽く笑える。
その余裕が、相手の心を開く。
婚活って結局、空気のキャッチボールなんです。
ボールを受け取って投げ返す。
でも他責の人は、相手が投げるのをただ待ってる。
自責の人は、自分から一球投げてみる。
たったそれだけで、関係が動き出す。
私もですね、会員さんがうまくいかないときは落ち込みます。
「もっとあの時、背中を押せたんじゃないか」
「もう少しフォローできたんじゃないか」
夜中、パソコン閉じてから反省してることなんて、正直しょっちゅう。
でも、他責じゃなく自責で考えることで、次のサポートが変わる。
僕自身も成長してる気がするんです。
だからこれは、会員さんだけの話じゃない。
仲人にも言えること。
最後に、少しだけ問いかけたい
今の婚活、誰のせいにしてますか?
「相手が悪い」って言いたくなる気持ち、分かります。
でも、その瞬間こそチャンスです。
「じゃあ、私は何を変えられるだろう?」って、自分に聞いてみてください。
うまくいく人は、環境のせいにしない。
自分の人生を、自分の手で動かす覚悟を持ってる。
婚活は、自分を知る旅でもある。
そして、他責から自責に変わった瞬間——人は驚くほど、幸せに近づく。
余談ですが、僕は相談所を始めたばかりの頃(9年前)、「うまくいかないのは、会員さんの意識が低いからだ」と思ってました。
でも今は違う。
伝え方や向き合い方次第で、誰でも変われる。
そう信じられるようになってから、成婚率がぐっと上がった。
結局、自責って、仲人にも必要なんですよね。
本日もお付き合いいただきありがとうございます。
あなたにとって素敵なパートナーに巡り会えますように(^^♪
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