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婚活は他責より自責の方がうまくいく理由

正直に言うと、仲人をやっていて一番しんどい瞬間って、「相手が悪いんです」と言われたときなんです。

いや、気持ちは分かる。僕だって、昔はそう思ってました。

「どう考えても相手が変わるべきでしょ?」って。

でもね、何年も会員さんを見てきて気づいた。

うまくいく人ほど、他責じゃなく自責で考えている。

これ、ほんとに不思議なくらい顕著なんです。


例えば、お見合い後の振り返り。

「写真と全然違いました」

「全然話が弾まなかったです」

そう言われるたび、僕は思う。

それ、本当に相手のせいだけかな?

昔ある女性会員さんがいました。

いつも身だしなみも丁寧で、言葉遣いも綺麗。

でも、毎回「相手にリードしてもらえなかった」と嘆く。

3人続けてそんな感想をもらったとき、僕は思い切って言いました。


「もしかしたら、リードされ待ちになってるかもですよ」

その瞬間、少し沈黙が流れた。

カフェの時計の音が、やけに大きく響いてたのを覚えてる。

でも彼女はふっと笑って、「そうかも…私、受け身すぎたかもしれませんね」と言ってくれた。

その日を境に、彼女は変わった。

次のデートでは自分から映画の話題を振って、半年後に成婚。


【自責は、自分を責めることじゃない】

「自責で考えよう」と言うと、「私が悪いってことですか?」と誤解される。

でも違うんです。

自責は、未来に対する前向きな思考。

「次、どうすればうまくいくかな?」って考える力のこと。

他責は、現状維持。

自責は、成長のスタート。

仲人として何百人も見てきて、これは断言できます。

自分の中にヒントを探せる人は、何度でも立ち上がれる。

一方で、相手のせいにする人は、いつも同じ壁にぶつかる。


ちなみに、他責モードの時って、表情にも出ます

お見合いで「相手が悪い」と思ってる時、人って無意識に眉間にシワが寄ってる。

相手の話もちゃんと入ってこない。

逆に、「今日は自分なりに楽しませよう」と思ってる人は、笑顔が柔らかい。

会話が詰まっても、「あ、今ちょっと考えちゃいましたね」と軽く笑える。

その余裕が、相手の心を開く。

婚活って結局、空気のキャッチボールなんです。

ボールを受け取って投げ返す。

でも他責の人は、相手が投げるのをただ待ってる。

自責の人は、自分から一球投げてみる。

たったそれだけで、関係が動き出す。


私もですね、会員さんがうまくいかないときは落ち込みます。

「もっとあの時、背中を押せたんじゃないか」

「もう少しフォローできたんじゃないか」

夜中、パソコン閉じてから反省してることなんて、正直しょっちゅう。

でも、他責じゃなく自責で考えることで、次のサポートが変わる。

僕自身も成長してる気がするんです。

だからこれは、会員さんだけの話じゃない。

仲人にも言えること。


最後に、少しだけ問いかけたい

今の婚活、誰のせいにしてますか?

「相手が悪い」って言いたくなる気持ち、分かります。

でも、その瞬間こそチャンスです。

「じゃあ、私は何を変えられるだろう?」って、自分に聞いてみてください。

うまくいく人は、環境のせいにしない。

自分の人生を、自分の手で動かす覚悟を持ってる。

婚活は、自分を知る旅でもある。

そして、他責から自責に変わった瞬間——人は驚くほど、幸せに近づく。

余談ですが、僕は相談所を始めたばかりの頃(9年前)、「うまくいかないのは、会員さんの意識が低いからだ」と思ってました。

でも今は違う。

伝え方や向き合い方次第で、誰でも変われる。

そう信じられるようになってから、成婚率がぐっと上がった。

結局、自責って、仲人にも必要なんですよね。


本日もお付き合いいただきありがとうございます。

あなたにとって素敵なパートナーに巡り会えますように(^^♪

 
 
 

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