自分に合う人が分からなくなったときに読む話
- す~さん

- 6 日前
- 読了時間: 3分
正直、婚活を続けていると、途中でわけが分からなくなる瞬間がある。
「優しい人がいい」と思っていたのに、優しいだけだと物足りない。
「しっかりしてる人がいい」と思っていたのに、気を使いすぎて疲れる。
あれ、私って結局どんな人がいいんだっけ?
そんなふうに迷子になる人を、これまで何人も見てきました。
ある女性会員さんがいました。
仕事もできて、周りから見ればすごく素敵な人。
でも彼女は、「いい人なんだけど、なんか違うんです」と何度も言っていた。
お見合いを重ねるたびに、表情が少しずつ曇っていった。
ある日の夜、仕事帰りのご面談時に彼女がポツリと漏らした。
「私、誰かを選ぶことばかり考えてたかもしれません...」
その一言で、全部つながった。
「誰を選ぶか」に必死になっていて、「自分がどう感じたいか」を見失っていた。
それじゃあ、自分が本当に求めている人なんて分かるはずがない。
婚活って不思議で、頑張れば頑張るほど、見えなくなる時がある。
誰かに合わせようとして、笑顔を作って相手の好みに寄せていくうちに、気づいたら自分の好みがどこかに置き去りになる。
あなたも、そんな瞬間ありませんか?
「いい人なのに、なぜか心が動かない」って。
それ、相手の問題じゃなくて、あなたが自分の心の声を聞けてないだけかもしれません。
それから私は、「どうして人は迷ってしまうんだろう」と考えるようになりました。
そして気づいたんです。
私自身も人に合わせたり、空気を読みすぎたりして、本音を見失う瞬間があることに。
「自分のことをちゃんと分かってないのに、理想の人なんて選べるわけがない」その言葉が、自分の中で静かに腑に落ちた。
だからこそ私は、人の出会いや別れを見届ける中で、改めて考えるようになりました。
「自分はどんな関わり方をされると心が落ち着くのか」
「どんな空気の中だと素直になれるのか」
それは恋愛に限らず、仕事でも、友人関係でも同じでした。
思い返してみると、結局、自分が心を開けるのは――ちゃんと自分を見てくれる人だけだった。
難しいことじゃないんです。
話を最後まで聞いてくれる人。ただ隣にいてくれる人。
そういう相手といるとき、私は自然と笑えていたんです。
人って、誰かに愛されたいと思って婚活を始めるけど、本当は、自分を理解してほしいんですよね。
理想の相手を探す前に、まず自分という人間を理解してあげること。
それができて初めて、出会いの中で本物が見えてくる。
余談ですが、最近、成婚した女性が言っていました。
「最初はあまりタイプじゃなかったんですよ。でも、彼の前だと、なぜか素でいられたんです」
その素でいられるって、実は一番の理想なんですよね。
自分をよく見せようとしなくても、ちゃんと愛してくれる人。
それが、本当に良い人なんだと思う。
もし今、「自分にはどんな人が合うのか分からない」と感じているなら、少し立ち止まって、自分の心を観察してみてください。
誰といる時に安心して笑えて、誰といる時に心が冷たくなるのか。
答えは、ちゃんと自分の中にあります。
本日もお付き合いいただきありがとうございます。
あなたにとって素敵なパートナーに巡り会えますように(^^♪
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