婚活で「ときめかない」と感じた時の本当の理由
- す~さん

- 7 時間前
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婚活をしていると、ふと自分の心が心配になることがある。
目の前にいる人は、ちゃんといい人。
時間も守ってくれる。
話も聞いてくれる。
店員さんにも丁寧。
変な武勇伝も語らない。
なのに、ときめかない...
LINEが来ても、胸が高鳴らない。
帰り道に「好きかもしれない」と空を見上げることもない。
むしろ考えているのは、「明日から仕事だ...」だったりする。
そうなると、人は自分を責めはじめる。
「私って理想が高いのかな」
「もう恋愛できないのかな」
「年齢的に、ときめかなくなったのかな」
でも、私は思います。
ときめかないのは、心が冷めているからとは限らない。
恋愛初期のドキドキには、脳の報酬系やドーパミンが関係していると言われている。
好きな人を見ると、「うれしい」「近づきたい」と感じる脳の働きが活発になるらしい。
若い頃は、初めてのことが多かった。
初めてのデート。
初めての告白。
初めての手をつなぐ瞬間。
初めての既読スルーで、布団の中で涙を流したあの夜。
全部が新しかった。
だから刺激も強かった。
でも大人になると、人は経験を積む。
嬉しかったこともある。
傷ついたこともある。
期待しすぎて苦しくなったこともある。
信じたかったのに、うまくいかなかったこともある。
すると心は、昔より少し慎重になる。
新しい人に会っても、すぐには飛び込まない。
「この人、優しいな」と思っても、すぐには心の中の鍵を開けない。
心の中の管理人が、インターホン越しに確認している。
「どちら様ですか」
「本当に安心して大丈夫な方ですか」
「過去に似たような案件で、こちら少し痛い目を見ておりますが」
それは、冷めているのではない。
自分を守ってきた証拠でもある。
年齢を重ねると、若い頃のように「一瞬で好きになる」ことが少なくなる人もいる。
刺激に反応しにくくなるというより、心の優先順位が変わっていくのだと思う。
昔は、「胸が高鳴るか」を見ていた。
今は、「居心地がよいか」を見ている。
この人の前で無理をしていないか。
沈黙になっても焦らなくて済むか。
弱いところを話しても、雑に扱われないか。
疲れている日に会っても、さらに疲れないか。
ときめきは、心拍数を上げるけど、安心は呼吸を深くする。
どちらも大切だけれど、結婚生活に必要なのは、後者であることも多い。
もちろん、ときめきがいらないわけではない。
「好きだな」と思える気持ちや、相手を大切にしたい感覚は大事だ。
ただ、それが最初から花火みたいに上がらないからといって、すぐに「この人ではない」と決めなくてもいい場合がある。
恋愛には、花火型と炊飯器型がある。
花火型は、最初からすごい。
ドーンと上がる。きれいだし、心を持っていかれる。
でも、消える時も早いことがある。
炊飯器型は地味だ。
最初は静か。音もしないし光らない。SNS映えもしない。
でも、時間が経つと、ちゃんと温かいものができている。
大人の恋愛は、この炊飯器型のことがある。
最初はときめかない。
でも、一緒にいると楽。
否定されない。
会った後に、自分を嫌いにならない。
気づけば、また会ってもいいかなと思っている。
それは、恋の始まりとして十分なことがある。
そして、もうひとつ。
気持ちは、相手だけで動くものではない。
場所や空気に、そっと背中を押されることもある。
たとえば、いつものカフェで向かい合って、プロフィールの確認みたいな話をしている時には、何も感じなかったのに。
少し雰囲気のあるレストランに行ったり、夜景を見たり、季節の花を見に行ったり、少しだけ非日常の場所に身を置いた時に、
「あれ、今日のこの人、少し違って見える」
と思うことがある。
人の気持ちは、会議室などでは育ちにくい。
「結婚後の住まいはどうしますか」
「家計管理はどう考えていますか」
「子どもについてはどうですか」
もちろん大事だ。
大事なのだけれど、こればかりだと、恋愛というより面談になる。
でも、夕暮れの公園を歩いたり、イルミネーションを見たり、少し静かなお店でゆっくり話したりすると、条件ではなく、その人の表情が見えてくることがある。
横顔。
笑い方。
歩く速さを合わせてくれる感じ。
美味しいものを食べた時の、少しゆるんだ顔。
夕暮れの中に二人並んで歩いたあの感じ。
そういう小さな瞬間に、気持ちがふっと動くことがある。
だから、もし相手に大きな違和感がないのなら、毎回同じようなカフェや食事だけで判断しなくてもいいと思う。
少し季節を感じる場所に行ってみる。
少しロマンチックな場所に行ってみる。
少しだけ、恋愛らしい時間を作ってみる。
気持ちは、勝手に湧くものでもあるけれど、湧きやすい環境を作ってあげることも、案外大事なのだと思う。
婚活で「ときめかない」と感じた時、確認したいのは相手に問題があるかどうかだけではない。
自分の心が、今どこを見ているのかも大切。
刺激を探しているのか。
安心を確認しているのか。
過去の傷から警戒しているのか。
それとも、婚活に疲れて、誰に対しても心が省エネモードになっているのか。
スマホの充電が3%の時に、動画編集をしろと言われても無理である。
まず充電器を探したい。
心も同じだと思う。
だから、ときめかない自分をすぐに責めなくていい。
「私はもう恋愛できない」と決めつけなくていい。
「いい人なのに好きになれない私はおかしい」と思わなくていい。
ただ、少し落ち着いて自分を見てみる。
この人の前で、私は自然体か。
もう少し知ってみたいと思えるか。
会った後の自分を、嫌いにならずにいられるか。
相手から大切にされた時、それを受け取れるか。
ときめきは、恋の入口のひとつだ。
でも、入口はひとつではない。
安心から始まる恋もある。
尊敬から始まる恋もある。
「この人といると、なんか普通でいられる」から始まる恋もある。
そして、いつもと少し違う景色の中で、ふいに心が動く恋もある。
若い頃の恋は、心が走り出すものだった。
大人の恋は、心が座れる場所を探すものなのかもしれない。
ときめかないのは、心が冷めたからじゃない。
もしかすると、心がようやく、刺激よりも安心を選べるようになってきたからなのかもしれない。
そして、その安心の上に、あとから小さなときめきが乗ってくることもある。
夕暮れの帰り道で、ふと横にいる人を見て、
「あ、この人といる時間、悪くないな」
と思うこともある。
それは、決して派手ではない。
映画のワンシーンみたいでもない。
でも、結婚につながる気持ちは、案外そういう静かなところから始まるのだと思う。
本日もお付き合いいただきありがとうございました。
あなたにとって素敵なパートナーに巡り会えますように(^^♪

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